治療室ふうのブログ
府中市武蔵野台の長生治療室
運動のお話

フレイル 来年介護にならないために

こんにちは(^^♪

 

皆さんは“フレイル”という言葉をご存じでしょうか?

「ぜい弱」「虚弱」などを意味する「Frailty(フレイルティ)」が語源なのですが、加齢によって心身が衰えた状態のことで、健康な状態と要介護状態の間の段階を指します。

 

例えば

・筋力やバランスの低下、関節痛などによって転びやすくなる
・歩くのが遅くなる
・内臓機能の衰えによって、風邪や病気にかかりやすくなる
・体力が低下し、疲れやすくなる

 

これらは身体的フレイルと呼ばれるもので、重要なのは病気でも怪我でもなく加齢によっておきる、つまりは誰でも歳をとれば起こりえるということです。

 

「膝が痛い」という症状を見ても、いきなりある時に「変形性膝関節症」になるわけではなく、

脚及び膝周りの筋力の低下

支えきれない分、軟骨がすり減る

軟骨が減少し骨自体がこすれ、膝関節が変形する。

こういう経緯をたどるわけです。

 

また身体的フレイルが進めば、痛いからと出かけるのがおっくうになったり、気分が落ち込んだり、家に閉じこもり社会的に孤立してしまったり、そうした心や社会的にもフレイルな状態になってしまいます。

 

自信をもって言えますが、うちに来ている患者さんは基本元気!です。内臓もそこら辺の若い人よりよっぽど整っているはずです。(自画自賛)

 

が、加齢による筋力の低下や運動能力の低下は、やはり本人に頑張ってもらわないとどうしようもないのです…

筋トレはやった方がいいではない、やらなければダメだと思うこんにちは。 先日こんな記事を読みまして。 老いを防ぐ体作り、「ウォーキングだけでは不十分」な理由 | ニュース3面...

 

私も治療室で、歳をとってきてからの運動の大事さは啓蒙し続けてるつもりなんですが、いかんせん私も運動療法を専門的に学んだわけではないのでね…

 

そうこうしていると、やはり患者さんの中でも膝の痛みや歩幅が狭くなっている等の状態がみられる人が出てきました。こりゃいかん。

フレイル状態を改善する、せめてそこで留めるということをしなければ、健康寿命は著しく短くなってしまうでしょう。

 

ちなみにフレイル状態くらいでは、例えば整形外科とかに行ったとて、あまりちゃんと時間をかけては診てもらえません。明確に生活に支障を来すレベル、介護状態ではないとずっとは診てもらえません。

 

必要なのは

・その人の運動能力に合った運動

・現在ある痛みの症状を診ながら少しずつ

・生活の中にいかにリハビリや運動を落とし込んで習慣化できるか

・患者さんが明確に自分の身体が改善されるイメージを持っていけるか

 

こういう点から、やはり一人一時間くらいとれるパーソナルトレーニングをやりたいなぁと思っていたんですよ。

 

最初は私が勉強して教えることも考えたのですが、やはり餅は餅屋に頼むべきかと考え、一人高校時代の友人が理学療法士をやっているんで、相談してみたら心よく快諾していただきました。

 

9/19 理学療法士が行うリハビリ兼パーソナルトレーニングこんにちは(^^♪ 9/19に治療室で、理学療法士が行うリハビリ兼パーソナルトレーニングを開催いたします! 満員にな...

 

すでに20年近く病院に在籍して、リハビリの患者さんをたくさん診てきた方ですので、安心して色々相談しながら、リハビリ兼運動を始めてみてください。私としてもとても楽しみな試みです!

 

良かったら連絡お待ちしております!