治療室ふうのブログ
府中市武蔵野台の長生治療室
治療のお話

腰痛の治療

こんにちは(^^♪

 

身体の不調の二大巨頭といえば、肩こりと腰痛ですよね。

 

かつてひどい腰痛で治療に来たり、ぎっくり腰の時に運ばれてくる患者さんを診てきました。

 

今日はそんな時に行う、うちの治療を少し紹介します。

 

 

まずは兎にも角にもお腹を緩めます。

「え、お腹が関係あるの?」

と思われるかもしれませんが、大いにあるんです。

 

なぜならお腹の内臓に行く神経は、腰から出ているからです。

 

これは長生医学では公然たる事実なのですが、腰が悪い人はほぼ例外なく胃腸も悪いです。

 

 

 

症状は身体からのサインである

例えばアトピーは、身体の中に溜まっている毒素を、皮膚表面から出そうとする体の反応です。

 

風邪で熱が出るのは、菌やウィルスをやっつける白血球が、一番活発に活動しやすい温度が39度だからです。

 

一見すると、痒かったり辛かったりすること自体が原因であり病気であると思ってしまいがちですが、実は表面に出ている症状なんてのは体の反応であって、原因はもっと深い所にあるのがほとんどです。

 

痛みや症状は体からのサインなのです。

 

ですので慢性的に腰痛を感じている方であれば、それも何らかの体からのサインなのです。

それは多くの場合お腹の臓器からのサインである場合が多いです。なぜなら腰椎がそのサインを脳に送る中継地点だからです。

 

腰が痛い人は慢性的に胃腸に負担をかけている場合が多いです。多くは食べ過ぎや冷たいものの摂りすぎ、あと早食い。

 

そのせいでお腹が固くなり、その裏側の腰まで固くなり、ガッチガチの腰になって慢性腰痛の出来上がりです。

 

 

昔来ていた患者さんで、年に何度もぎっくり腰をやってた方なのですが、初めて来たときにさわるとお腹がカッチカチだったんですよ。

「どうだ!すごい腹筋だろう!」

と自慢げに仰ったんですが。。。

 

腹部を治療するときは、患者さんに仰向けになってもらって、膝をたててもらいます。この状態ってお腹が一番力が入ってない体勢なんです。

 

 

それなのに、それだけお腹がカチカチってことは大分おかしいんですよ。そりゃ万年ギックリもやるわ、という。

 

その後その患者さんは真面目に通っていただいて、何年かかかりましたがフワフワのお腹になりました。ぎっくり腰も全くやらなくなりましたね。

 

腰痛の患者さんには、とにかくまずお腹をゆるめて固く冷たくなった内臓を治療する。これが長生の治療方針になります。

 

腰痛で悩んでいる方は、まずは自分の食生活を振り返って、自分のお腹と胃腸と向き合ってみてください。

 

そしてお腹を温める、寝る時などに服の上からホッカイロを張るのがおすすめです。

 

腰痛の話は、自分のギックリ腰の話を含めて色々あるので、また書きたいと思いますね(;’∀’)

 

お大事にどうぞー