治療室ふうのブログ
府中市武蔵野台の長生治療室
心のお話

だいたいは運である

こんにちは(^^♪

 

「頑張った人は報われる」

皆さんこれを聞いてどう思うでしょうか?

 

一見とても公平で正しい言葉にも聞こえますが、果たしてそうでしょうか?

 

能力主義という言葉があります。成果主義ともいいますが、努力して成果を出せば評価され、成果を出せなければ努力が足りないという考え方です。

 

そして努力は人種や性別や生まれなどには関係なく、自分次第だから平等で差別がない。

 

何か成功すれば、頑張ったから。

失敗すれば、努力が足りなかったから。

 

私も学校ではこれに近いことを教わった気がしますが、最近の研究ではこれは大きな間違いであることが証明されています。

 

成果主義が平等であるためには、

「誰でも同じ努力をすれば、同じ結果が出せる」

という前提条件の上に成り立っています。

 

これは研究しなくったって、そうだろうなぁと思いますよね。

仮に私が子供の頃から、大谷翔平と同じ様なメニューを頑張ってこなしたって、多分途中で身体が壊れるか、挫折します。

 

研究ではハッキリと

知的能力

努力できる能力

は遺伝的要素が非常に大きいことが分かっています。だから、成功や活躍なんていうのは生まれながらの運によることが大きいのです。

 

なのでまぁ、私はそんな人生なんでも頑張らず、努力もせずダラダラ楽しもうよ、という派なのですが。(もちろん自分が好きなことに対しては、いくら頑張ったって努力したっていいと思いますが)

 

面白いのが、国ごとに結構違いがあるんですよね。「成功するのに努力は必要ですか?」という質問に対して、

アメリカでは77%の人がイエスと答えるのに対して

ドイツ40%

フランスにいたっては25%しかイエスとは言わないという結果。

 

必然的に、成果主義な考えな国は自己責任という言葉が強くなります。

ですのでアメリカなんかは「自分で何とかしろよ」ってことで、頑なに国民皆保険には反対します。逆にヨーロッパは、できる人もいればできない人もいるよね、ってことで福祉が手厚い傾向になります。

 

日本はこの先どっちに向かうんでしょうかね”(-“”-)”

 

 

運できまるのは身体もそうですよ。いい身体で産まれてくるか、ほとんど遺伝で決まるのですからそれも運です。

 

なので、もともと自分の身体が弱かったり何か病気になったとしても、自分を責めたりせずに、「まあ運だよね」って流しましょう。

 

特に身体に問題なく毎日を過ごせてるようなら、「運がいいわ~」と何にでもいいので感謝をしましょう。

 

軽トラな身体の人もいれば、フェラーリみたいに人生走れる人もいる。どっちがいいとは言えず、それぞれに楽しみ方があるでしょう。

 

皆その身体で、できることをして、人生を楽しめばいいんです。

 

周りを見てると、世の中頑張りすぎる人が多いなぁという印象なので。どうぞ一度頑張らないで人生を生きてみるのもどうでしょうか?

 

 

ではまた!