こんにちは(^^♪
ニュースを見てると、子供たちに加え大人の間でもずいぶん感染症や風邪が流行っているようです。
患者さんの中でもちらほら、体調不良でキャンセルされる方がいらっしゃいます。前回の記事でも書きましたが、春以来疲れている人がい多い印象です。
いま現在風邪が流行っている表の理由は前回書いたに近いと思うのですが、裏の理由としては コロナ禍での三年間のツケが出始めてきたのではないかなと感じております。
この三年間、世の中は除菌除菌とやってきました(そもそも除菌がウイルスに効くのかと私はずっと疑問なんですが)。
人間がどれだけ頑張ろうが、無菌室のような超特殊な環境でもない限り、私たちの周りには菌やウイルスで溢れております。
今こうして叩いているキーボードの上にも、菌の世界で言えば東京都くらいのコロニーが形成されているかもしれません。人間の目で見えている世界なんて、たかだかの超表層部分ですよ。
その中には、人間にとってあんまり喜ばしくない菌もいるかもしれません。身体に侵入してきたり皮膚にとりついたり。でもその時のために、人の体は菌と共生しているんです。
人間の皮膚には、1㎠あたり10万個以上の菌が存在しているといわれています。人の体は30兆個の細胞でできていると言われていますが、腸内細菌や表皮常在菌など体の内外の菌を合わせると40兆個~100兆個と言われています。もはや人は菌の乗り物であると言って過言ではない。。。
そんな私たちと共生している菌たちが、他所からやってくる風邪の菌やウィルスを外に押し出し、体内への侵入を防いでくれているのです。食物にくっついて侵入してこようとすれば、腸内細菌たちが何とかしてくれるのです。
そんな可愛い菌たちを、私たちはもうずっと除菌だ除菌だと言って排除しようとしてきました。当たり前ですけど、除菌スプレーをして表面についた他所の菌だけ死ぬ、なんてことはないのです。あなたの表皮常在菌も大量に死んでいるのです、ジェノサーイド。
話変わりますけど、タモリさんいるじゃないですか。タモリさんてお風呂で身体洗わないの有名ですけどご存じですか?髪もお湯洗いするだけなんだそうですが、それもやはり石鹸を使ってごしごし洗ってしまうと表皮常在菌が死んでしまうからという理由かららしいです。
おかげでか、わらってもいいともをやってた32年間は風邪もひかず無遅刻無欠勤で通しました。77歳になった今でも若々しいですよね。
逆に今これだけ風邪や感染症が流行っている理由は、このコロナ禍での除菌のし過ぎのツケだと私は思っています。人類の免疫は菌の数に比例して落ちていくのです。
我々はしょせん、何十兆個の菌達の菌袋ですよ。生きるも死ぬも、健康なのも風邪をひくのも彼ら次第。彼らにとって住みやすい土地=身体になれるよう、とりあえず体の洗いすぎや除菌のし過ぎは考えましょう。
ではまたー(^_-)-☆