治療室ふうのブログ
府中市武蔵野台の長生治療室
健康のお話

健康診断

こんにちは(^^♪

 

皆さんは健康診断は受けていますか?

私みたいに会社に勤めていない人間は、自主的に人間ドックでも行かなければそんな機会は全くないわけで。大学の入学時に受けた健康診断が最後じゃないかな~。

 

先日abemaTVでこんな動画があがってまして

 

なかな面白い動画です。

 

果たして健康診断というものは、どこまで効果があるのかはずっと議論されてまして。

 

例えば人間ドックというのは日本独自の制度で、あるのは世界中で日本だけという話です。

 

最初日本で健康診断がはやった時に、世界中からかなり注目されたらしいのです。なんせ当時はだんとつで世界で一番健康で長生きな国民とされていましたからね。

 

しかし合理性を重んじる欧米では、導入する前にたくさんデータをとったんですって。

 

例えばフィンランドで、心臓血管病になりやすい危険因子のある人1200人を対象に行われた研究があります。

 

その1200人を、定期的に医師が診察して生活習慣の指導をしたり、症状がひどい場合は薬を処方する『定期診察群』と、医師の診察はなく自由に生活させた『放置群』に分け、15年後の死亡数を調べました。

 

これ結果どうだったと思います?

 

『定期診察群』の方が46%死亡率が高かったんですって。医師が診察を続けた方が死亡率が高くなったんです。なかなかな結果じゃないですか?

 

また欧米には自治体での健康診断なんかもないそうです。それはやはりこのフィンランドの研究を始めとした、「健康診断は無効で無意味だ」とするデータがたくさんあるからだそうで。

 

上記のようなことが起こる理由として私の見解ですが、健康診断は病気を見つけようとすると同時に、病気を作り出すシステムだからです。

 

健康診断では基準値というのが決まっています。そこに収まっていれば健康で、外れてしまえば病気です。ただこの基準値というものが曲者でして。。

 

例えば血圧なんかは下が80で上が125くらいまでが基準値です。この基準、昔は上の血圧が『100+年齢の数』までOKという決められ方でした。

 

20歳だったら120が基準値だけど、60歳だったら160まで問題なしの範囲だったんです。当然ですよね、歳をとれば血管の弾力がなくなったりして、血圧があがるのが普通です。

 

これがいつの間にか全年齢125という基準値になってしまいました。昨日まで160の血圧でなんの問題もなかった人が、急に「高血圧」の診断をされるようになってしまったのです。

 

まあ何でこんなことになるかは想像にお任せしますが、きっと基準値外の病人が増えて喜ぶ人なり会社なりがいるんでしょうね。

 

またCTやX線の医療被曝によって、ガンや心筋梗塞の確率もあがります。薬害や多剤大量処方のリスクも上がるでしょう。

 

もちろん全部が全部、検査が無駄だとはいいませんよ。動画の中でもありますが、有効とされているデータがある検査もあるわけですし。ただ明らかに日本人は検査受けすぎだとおもうのですよね。検査をするメリット・デメリットを考えて、受けるべきだと思いますけどね。

 

基本的に医療の受けすぎによる恩恵なんてものはないのです。早期発見・早期予防は幻想だと、日本以外の諸外国では常識となりつつあります。

 

うまく医療と付き合うことを、日本人は覚えましょう。

 

ではまたー

 

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