こんにちは。
今日のお話は私の主観が大いに入っているので、全部信じなくていいので適当に読み流してくだされ。
皆さんは自分が後どれくらい寿命があると思って生きてますか?
私はいいとこ自分は生きれて、70歳くらいだと思っているのですよね。なので気分的にはもう人生後半戦だと思って生きているんですよ。
今の日本の平均寿命は、女性で87歳、男性で81歳くらいですかね。でもこれから日本全体の平均寿命もあと10年もしたら下がっていくんじゃないかな~と私は思っているんですよね。
うちの祖母ちゃんは、去年102歳で亡くなりました。90歳代なんてざらにいますよね。ただね~やっぱりその世代の人達と、我々の身体を一緒にしてはいけないと思うのですよ。
もうね、今の80、90の世代の人たちは身体が違います。うちの祖母ちゃんも身体弱いくせに、治療をするとめちゃめちゃいい背中してました。この世代の方達は、おしなべて長生の治療を、「最高に気持ちいい」と言っていただけます。
もちろん膝が痛かったり腰が痛かったり、消耗という点ではそりゃ長く使っているんですから辛くなっている所もあるんですけどね。身体のベースの強さ、という点では現代の若者の何倍もいい身体を持って人生を過ごせたという事実はあると思うんです。
治療室にも三世代に渡ってきて頂いたご家族なんかもいらっしゃるのですが、おばあちゃん、お母さん、娘さん、この三人の身体を診てみて比べた時なんか、「あぁ、人類の身体は世代ごとに悪くなっていってるなぁ」と強く感じます。
前回の運動の話で書きましたけど、とにかく昔は毎日生活しているだけで運動していたんですよね。
身体が出来上がる若い時期にちゃんと身体を動かして必要な筋肉をつけて、かつ質素な食生活なわけじゃないですか。
ちゃんと腹いっぱい食べてるほうが、元気になれそうなイメージですけど、カロリー摂取は少ない方が寿命は延びるというのは、ラットの実験でも証明されていますからね。
良い身体を受け継いで、身体を作る時期に良い身体を作った。さらに歳をとってからは衛生状態が良くなって、感染症や急性症状で死ぬことが減った。さらに日本は高度経済成長期で飢える心配もなくなり、世界最高の国民健康保険に皆があやかれた。
そういう人類史上類をみない、節制と幸運ゆえの今の超高齢化社会なんだと思うんです。
翻ってうちの母くらいからの世代になると、やはり身体のできが残念ながら一段階くらい劣るんですよ。まあ段々と身体を動かす必要が無くなってきたということと、もともとの日本人の食生活からかけ離れた砂糖や小麦や乳製品やetc、それを大量に摂取するという時代になりましたからね。
化学物質や添加物が身の回りにあふれるようになりましたし、それを処理する肝臓腎臓は大わらわですよ。そのくせ、みんな電気をつけて夜遅くまで過ごすようになってしまったので、睡眠時間も削れ満足に休めない。
その子や孫の世代は、それに加えて一日パソコンの前で座って仕事をしたり、電磁波や放射線にさらされたり、さらに身体に負担をかけてますからね。
なのでねぇ、私が高齢者になる頃にはだいぶ平均寿命は下がってきてると思うんですよねぇ。まあ医療でできることが進んで、無理やり生かすってことは可能かもしれませんが、少なくとも健康寿命は下がるんじゃないかなぁ。
なので、できることなら今の若い人はちゃんと体をメンテナンスをしながら、年をとってもらいたいと思うのですよ。若い時から食べるものに気を付けて、体を動かして、ちゃんと睡眠時間を確保する。
できることなら、うちみたいな所で身体をケアしてもらう。上の人たちに「若いのに、そんなに気を付けなくても」
なんて言われても、時代が違うし身体が違うんだから、やらざるをえないんですよ。
一人歩きしてる「人生100年時代」なんて言葉に惑わされずに、ちゃんと自分のライプランとそれが可能なだけの身体の健康を維持できるよう、気を付けていきましょう。
ではまたー