こんにちは。
最近人の話を聞く、「傾聴」=けいちょう、ということの大事さを考えております。
人の話を聞くって簡単そうで、難しいんですよね。何故なら人は誰しも、自分の話をしたいから。
世の中「占い師」という職業に、安くはないお金を皆が払うのは、占ってもらうというよりは、自分の悩みをただただ「聞いて」欲しくてお金を払うんだなぁと納得した次第でございます。
特に女性は愚痴や、おしゃべりを通して自分の考えをまとめてるんだなぁと最近気づきました。
男性はそれを理解できず(私もですが)、ついつい「解決策」や「アドバイス」をしようとするのですが、それは野暮というものなのです。女性はただただ「聞いて」もらいたい。男女のすれ違いは、こういう所から生まれるのだなと。
ただただ話を聞くというのは、やはり難しいものです。
例えばこういう状況ならどうでしょう?
あなたの友達の一人が自殺未遂を起こしました。
あなたは、「なんでそんなことをしたんだ!」と怒るでしょうか?
それとも、「辛かったな、気づいてあげられなくてゴメンな」と同情し、慰めるでしょうか?
難しいですが、多分この時にも最も必要なのは「聞いてあげる」こと、ただそれだけなのではないでしょうか。
同情もアドバイスも慰めも、それこそがその本人を追い詰めている気がしてなりません。うつ病の人に、「頑張れ!」が禁句なのも同じ理由でしょう。
解決策なんて、本人が死ぬほど考えて考えて、考え過ぎて分からなくなってしまってるんです。そんな時に一番の処方箋は、喋ってすっきりさせること。
人はきっと聞いてもらうことで、頭の中を整理できるのです。
何か頭がスッキリしないなと思ったら、誰かに聞いてもらいましょう。人形とか猫が相手だって効果あると思います
この「聞く」というスキルは、例えば私みたいな人を癒す職業には必須スキルな気がして、最近研究しております。
もしよければ、何でもないコトを話に治療室においでください。頭の中もデトックスしていただければ幸いです(^^♪
ではまたー