こんにちは(^^♪
最近読んだ本の紹介です。
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治療室でもブログでも、口をすっぱくして「筋肉をつけましょう!」と言っているのですが…
この本を書かれた石井直方さんという方は、東京大学の教授だった人で、筋生理学やトレーニング科学の第一人者であり、自身も日本ボディビル選手権で優勝経験がある等、まさに筋肉の超プロフェッショナル。
そんな人も、最初の癌(悪性リンパ腫)をやった時は、入院生活で77kg~78kgあった体重が63kgまで落ちたそうです。やはり寝たきりでは、あっという間に足の筋肉が落ちたそう。
その後二度目(胆管がん)をやるんですが、一度目のことで懲りて、時間があればスクワットを続けたそうです。本人曰く、二度の癌を克服できたのは、自分に“貯筋”があったからだと言っています。
この先生が考えたトレーニング方法で、ご自身の入院中にも続けていたのが『スロースクワット』。
糖と脂肪の消費にも効果が期待できるスロースクワットのやり方 | NHK健康チャンネル
ゆっくり四秒かけて体を落としていって、四秒かけて体を持ち上げる。これを5~8回、これが1セット。
これを3セット行います。
私もやってみましたけど、結構キツイですよこれ。めちゃくちゃ効きます!
スクワットはキング・オブ・エクササイズと言われています。それは足が鍛えられるのはもちろんのこと、お尻の筋肉も鍛えられます。
アメリカでは女性のスタイルで一番見られるのはお尻らしく、女性を褒める最上級の言葉に「She Squats!」、「彼女はスクワットをしているに違いない」ってものがあるそうですw。
さらに体幹を安定させるのに脊柱起立筋を使います。うちの治療でよく緩めるところですね。さらにお腹も締めますから、腹筋や大腰筋も使います。
運動しましょうと言うと、皆さん難しく考えるんですけど、正直筋トレはスクワットだけとりあえずやってればいいんです。
やりましょう、スクワット!!
さらにスロースクワットは利点として
①軽い負荷強度で筋肉が強く太くなる(足に加圧トレーニングに近い効果がでる)
②ゆっくりした動きなのでケガしにくい
③少ない回数ですみ、体への負担が少ない
ちゃんと効いているから、週に2,3回のトレーニングで大丈夫です!
初めて筋トレをやる方には、ぴったりのトレーニング方法だと思います。とりあえずここから初めてみませんか?
何度でもいいますが、もう今の70代以下の人は、「ほっといても死ぬまで元気に動ける体でいられる」なんて幻想は捨てて下さい。今のお年寄りを見て、自分たちもあのくらいは動いていられる、とは決して思わない方がいいです。
残念ですが、人生において体を動かしてきた量が違います。我々の世代の人間の“貯筋”は、あまりにも少ないのです。
著者曰く、筋トレとは『人類の存在を守る知恵』だそうです。筋トレに関しても、これだけ様々な方法論があるのですから、後はあなたが決めて実行するだけです。どうぞ他人事と思わず、運動習慣をすこしずつでも身に付けていきましょう!
治療室で本お貸ししますよ!
ではまた!