こんにちは(^^♪
今年もきれいに桜が咲きましたね。写真は多磨霊園駅の東郷時の桜です、山門との組み合わせがナイスです。
先日、ある患者さんをやってて驚いたのですが。
治療の最後に座ってもらってもらって、後ろからその人の背中を診たら
「背中美しいなぁ~」
とすごく思ったんですよ。
この仕事をしてて初めてかもしれなかったですね、美しい背中だと思ったのは。
もちろん触っていい背中だな~とか、写真とか見てて綺麗な背中だな~と感じたことはあるのですが、治療中に
「美しいなぁ~」
と感じたのは初めてだったんですよね。
実はその方は私がお勧めした自重トレーニングを、いま五か月程続けられているのです。
最初は半信半疑でやられていたのですが、前より動きやすくなったなど少しずつ効果を実感されていたらしく、だいたい毎日続けられたそうなんです。
五か月にして他人の目から見ても、効果を感じられるレベルになるんですね。
本人曰く、なんでも三日坊主とのことですが、ここまで続けられて凄いと思います。(そもそもうちの長生の治療に20年近く通われている方なので、三日坊主ではないと思いますが)。
思えば私も筋トレを初めて、まず変化を感じたのは背中からでしたね。明らかに以前より、力を入れなくてもいい姿勢になったのを感じました。
良い姿勢でいるって、頭で考えても無理なんですよね。意識してやってみても、結局力を抜いたり無意識の時には戻ってしまうのですから。
歳をとって段々背中が曲がってしまうのも、背中側の筋肉が衰えてしまうせいです。でも多くの人が、身体の前側の筋肉を鍛える腕立て伏せや腹筋運動は思いついても、背中側の筋肉を鍛える運動ってなかなか知りませんよね。
ちなみにその方は、懸垂運動の前段階、ヴァーチカル・プルとホリゾンタル・プルという自重トレで充分美しい背中になっていました。
美しい背中とはどういうものなのか?
まずは背骨の湾曲ですよね。背骨は、頚椎(首)・胸椎・腰椎・仙骨で構成されていますが、これが前・後・前・後と緩やかにカーブしているのが理想です。
湾曲は長生治療していれば自然といい形になっていきます。かつ正しい背中トレーニングをしていれば、脊柱起立筋や広背筋、および様々な背中の筋肉が背骨を正しい位置に収めようとしてくれます。
もう一つが、「肩甲骨が持ち上がってる」、です。
人の身体を触っていて、現代人において最も退化している部位は肩甲骨なんじゃないか?と考えています。それくらい、みんな背中と肩甲骨が一体化してしまって殆ど動きません。
肩こりや背中回りが辛い人は、特にその傾向にあります。
美しい背中の肩甲骨は全体的に広がっていて、羽を広げるみたいにパァーって持ち上がるんです。
背中の自重トレを続けていると、段々肩甲骨が背中から解放されて広がっていくのがわかります。
あとやっぱり水泳選手とか見てると、美しい肩甲骨だなぁ~って思いますよね。
泳ぎってめっちゃ大きく腕を動かすんで、腕だけじゃなくて肩甲骨も鍛えられるんだと思います。多分肩こりなんかとは無縁なんじゃないかな~。
美しい背中は作れますし、歳をとっても曲がらない背中も作れます。ご興味があれば、少し教えることはできるのでお尋ねください。
ただし、続けなければダメですからね!
逆にちゃんと続けさえすれば、いつからでもこんな美しく健康的な背中ができるんだと、今回も患者さんに教えられました。
ではまた!